エヌブリッジが支援する北菱、国内重工から航空エンジン部品を初受注

建機業界からの航空エンジン部品産業への新規参入を達成

株式会社エヌブリッジ(名古屋市、上田晋作社長)が提供する「航空エンジン参入挑戦プログラム」に参画している株式会社北菱(小松市、谷口直樹社長)が、国内大手重工より航空エンジン部品のサプライヤーに認定され、部品供給の契約を開始しました。これにより、エヌブリッジは2015年6月の創業以来、主力事業として手掛ける「異分野からの航空エンジン産業への参入企業育成」に初めて成功しました。

航空エンジン部品を受注したのは、 建機部品の製造などを手掛ける株式会社北菱で、 同社は2017年4月より、 エヌブリッジの「航空エンジン参入挑戦プログラム」に参画し、 航空エンジン産業参入に必要な技術力の習得や管理体制の整備に取り組んできました。 この度、 北菱が初めて受注した航空エンジン部品は、 英ロールスロイスの新型民間航空エンジン、 トレントXWBの重要部品で、 高度な工程設計力やプロセス管理能力が要求されるものです。

トレントXWBは、 欧州エアバスの最新鋭中型機A350に独占的に搭載されるエンジンで、 同機は日本航空(JAL)が導入を決め、 本年9月から就航予定となっています。 A350は全世界ですでに893機を受注しています(2019年5月末現在)。

エヌブリッジの「航空エンジン参入挑戦プログラム」に参画する企業が初めて航空エンジン部品を受注したことで、 同プログラムよる参入育成支援の有効性が実証されました。 また、 航空産業のなかでも特に参入が困難な航空エンジン分野への新規参入が果たされたことは、 今後の成長が期待される日本の航空産業のすそ野拡大に寄与します。

エヌブリッジは、今後も北菱のような他産業で実績のある企業の航空エンジン産業への参入を後押しし、地方の技術力ある中小企業の活性化を図るとともに、日本のものづくり産業の革新を担っていきます。