2023年末時点のボーイングとエアバスの航空機受注残数が合わせて14,224機となりました。これは、両社の民間航空機(ビジネスジェット等を除く)の受注残数として、過去最高の機数になります。

この受注残数(14,224機)を、2023年の両社の納入機数(1,263機)で割ると、実に11.2年分の受注残数を抱えていることになります。また、2023年の純受注数(キャンセル等控除後)は3,670機で、納入機数(1,263機)の3倍近くを、昨年1年間に受注しました。

これは、コロナ後の旺盛な旅行需要や、環境問題(CO2削減)への意識の高まりなどを反映して、新しい航空機に対する需要が高まっていることによるものです。

日本の航空機産業も忙しくなりそうです。